2005-01-01から1年間の記事一覧

金沢健一「音のかけら」

せんだい視覚芸術振興くみあいプロジェクト(SCAN)の企画で、鉄製の大きな円を割ったような作品を、さまざまなものでたたいたりこすったりして演奏する金沢健一氏によるパフォーマンスが、宮城県美術館1Fのエントランスホールで行われた。大小さまざ…

「パウラ・モーダーゾーン=ベッカー」宮城県美術館

30歳くらいでなくなったドイツの画家と、彼女が田舎で共同体的にともに絵を描いた画家たちの作品からなる展覧会で、たいへんいい作品が多かった。絵画を制作する魅力のひとつ、のようなものが伝わってくる展覧会だった。

「芸術的募金箱」コンテスト

何かやろうとするととりあえずお金がたいへんで、最近資金集めに関心があって、そしてまたLOCOさんも審査委員をやっているということから応募してみました(チラシはこちら)。 春あたりから考えている「雲をつくる」というプラン。その派生型としての雲…

並木

朝、ビルの間から差し込む光が、並木通りのこげたような木々を照らしている。それは決して美しい色をしているわけではないけれど、幹と枝が影のようになった前景と、真横から朝の光をそそがれるそのすこしうしろの木の葉との対比が、すごく絵になるように思…

月夜

影がすごくくっきりとしている。

恋愛番長

『魁!!クロマティ高校』、また盛り返してきた感あり。マニエル高・藤本はコミュニケーション不全を題材にしたシリーズで、初期の「オフ会」といい、すこし前の「アキバ体験」といい、けっこう秀作が多いように思う。「バンチョーちゃん」がだらだらとつづき…

Switchman「名前展」

もう先月の話ですが、長野の中学校で行われた「とがびプロジェクト」のおり、長野市まで足をのばし、「ながのアート万博」も見学してきました。そこで見た長野在住のアーティスト宮沢真さんと結城愛さんによるアート・ユニットSwaitchmanが企画した「名前展…

アートセンター円卓会議

せんだいメディアテークを中心に、宮城県美術館、リアスアーク美術館、せんだい演劇工房10-BOX、宮城教育大学、東北工業大学、NPO法人リブリッジなど、仙台および近郊の文化機関や大学が相互協力関係を結んで視覚芸術振興に関するさまざまな活動を行うアート…

http://www.geocities.jp/erigolbun/yakaoran/movie2005.htm「ヤカオランの春」せんだい上映会2005]

応援ページをつくってみました(こちら)。 写真は監督の川崎けい子さんの撮影によるものです。

公開審査

「せんだいアートア・アニュアル」、毎年土曜は塾で教えていて出られなかったのだが、今年はあき時間があったので、2時から5時までに行われるという公開審査に3時過ぎ頃出かける。審査員5人(こちら)が、いっしょに見て回るのを想像していたのだが、そ…

『BankART Life 24時間のホスピタリティ〜展覧会場で泊まれるか?〜』

タイトル通り、ホスピタリティと宿泊をテーマにさまざまなアーティストが作品を展示。「くつをぬいであがってください」が多くて、いちいちくつをぬいだりはいたりがめんどうでしたが、それをのぞけば本当に楽しめる展覧会でした。というか、逆にくつをいち…

環境・エネルギー館

東京ガスの施設に打ち合わせに行って来ました。みなさんいい人ばかりで打ち合わせはたいへんうまくいき、展示場所もバッチリで何も言うことはありません。最後に20分くらいで施設の見学をしたのですが、しっかり鑑賞するには半日は必要だと思いました。まさ…

ゲルハルト・リヒター

川村記念美術館で先週からはじまった展覧会へ行って来ました(早期割引で1300円が900円に)。 『アトリエ』という雑誌があった頃、その特集で見てびっくりして以来、こんな展覧会が開かれるのをずっと待ち望んでいました。画集も外国語版の高いのしかないし…

ワンダー・シップのクリスマス

12月に横浜・鶴見区にある東京ガスの施設「環境・エネルギー館(ワンダー・シップ)」で毛糸のインスタレーションの展示と毛糸で巨大なクリスマス・ツリーをつくるワークショップを行います(プランはこちら)。明日の現地での打ち合わせを前に、昨日はひさ…

「ヤカオランの春 あるアフガン家族の肖像」せんだい上映会

2005/11/20、14:00-15:30、エル・パーク仙台6Fスタジオホール 、おとな1000円 大学・高校生700円 小中学生500円、託児所あり(予約は11日まで)、問合せ:ヤカオラン=せんだい学生グループ090-5833-5678(小原)昨年にひきつづき、杜の都仙台で川崎けい…

街かど美術館・アート@つちざわ

先週にひきつづき、再び岩手県東和町で行われている「街かど美術館・アート@つちざわ」へ。先日は時間がなくて3分の2ほどしか見られなかったので、その残りを見ようと再び出かけたのだが、近くの宮沢賢治記念館を見たり、注文の多い料理店「山猫軒」(注…

せんだいアートアニュアル2005

塾のあき時間に。 どうも私の見方がわるいのか、あるいは私の見方がかわったのか、今年は例年になくあっと思える作品が少ないように思われます。ひとつには3年ほど前は確かひとり4メートル四方は使えた空間が、2メートル四方という、平面ならまだしもイン…

紙テープ

紙テープ(船から投げるのはもう紙製ではなく、名前も観光テープと言うらしい)=出航、旅立ち⇔お見送り、旅立たれるもの、遺物(しかしそれでもどこまで旅立とうと海でつながっているように、「歴史」としてそれはつながっている。そしてそれがそれと人との…

はしご

はしご=(空にかける)線路

宮城県美術館「大原美術館展」

セガンティーニの絵をメインに、仙台ではすごく宣伝していたので見に行きました。岡山は倉敷にある大原美術館のコレクションを展示するもので、「実業家の大原孫三郎(1880-1943)が、庇護した洋画家児島虎次郎(1881-1929)の願いを聞き入れ、西洋絵画の収…

イーハトーヴ〜アート@つちざわ

今月6日まで行われている岩手県東和町でのアート展「アート@つちざわ」へ。知り合いの斉藤道有氏が出展していることからこのプロジェクトのことを知り、「土・日の方がにぎわってていいと思う」と聞いてはいたのだが、仙台から140キロほど離れていることが…

メディアテークの滝

11/5からせんだいメディアテークで行われる「せんだいアートアニュアル」の搬入を、昨日今日と行う。昨日やってきたようすはこちら。 毛糸を滝に見立てたもので、滝は私がすごく好きなもののひとつだ。ある時期毎日滝にかよって、絵に描いたり、ただながめた…

せんだいアートアニュアル2005

金曜午前中に搬入する予定のせんだいメディアテーク「せんだいアートアニュアル」に出すのを毎日がんばってつくっている(こちら)。籐でできたバスケットのようなもののそこに毛糸を結びつけ、これを天井から逆さにつるして、搬入時に毛糸玉をなだれ落とす…

感度

たとえばある問題について、それがどのような問題なのかとか、その問題をどのように解決していけばよいのかといったことをこと細かに論じられる人よりも、それを「これは問題だっ!」と感じ取る感度のようなものをもった人の方が、すごく大切な気が最近する…

とがびプロジェクト2005ドキュメント

先々週に長野の中学校で行われたアート・プロジェクト「とがびプロジェクト」のようすをほとんどアップしました(こちら)。あとは自分のをアップしてすこし思いついたことをメモ程度に書いていこうと思います。本当はこういうのを一冊の本にでもできれば最…

見るもの/見えるもの

私の毛糸のインスタレーションを写真でしか見ていないと、実物を見たときにはその太さに少なからず驚きをおぼえると思う。別に極太の毛糸を使っているわけではないのだけれど、人の目はそういう風に認識するのだろう。逆に毛糸を見ていて、後日その写真を見…

毛糸をたどるように

大阪府立現代美術センターで募集していた「第2回現代美術コンクール」にこういうのを応募してみました。

2年目の「とがびプロジェクト」

今年2回目の「とがびプロジェクト」が終了し、昨年第1回目の「とがび」では見えていなかったこのプロジェクトの本当の姿が見えてきたように思う。それは、真の意味でのインタラクティヴ、双方向性ということにあると思う。 昨年第1回目の「とがび」は、「…

新日曜美術館

で「横浜トリエンナーレ」を見る。先月末、東京コンペの搬出で東京方面に出かけた際に、じっくり4時間くらいかけて見てきたのだけれど、見て来れなかった中華街の西野達郎のホテルのようすや、たぶんまだやっていなかったような気のする堀尾貞治の100円のな…

I'm here「アートを生きる、アートで生きる」

山形市にある東北芸術工科大学がセレクトした4人と1組のアーティストの展覧会。知り合いのタノタイガ氏が出展しているのであき時間に見に行く。ちょうどトークセッション中で、タノ氏も出席していた。作品は例のルイ・ヴィトンのバッグの彩色木彫と、今度…