2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

アート作品が、アーティストの意図をなぞるもの、というナイーブで単線的なものから、それを見る鑑賞者の視点やその者とアーティストとのかかわり、もしくは、単なる鑑賞者ではなく、その場所に住み、アーティストともっと必然的な理由でかかわるようになっ…

展覧会型・プロジェクト型Ⅲ

話が横道にそれてしまったが、そもそもの話を元に戻すと、違った社会状況、違った要請からはじまったものを、同じ視点から、同一の用語で表現すると、たいへんな齟齬が起こったり、評価すべきところを見落としてしまったりするのではないか、ということで、…

展覧会型・プロジェクト型(2)

完成度と一貫した内容を核に、多くは一方的に提示されざるを得ない展覧会型の企画と、何が起こるかわからない、極端に言えばコミュニケーション自体が目的化されたプロジェクト型の企画というふたつの類型化について、さらにそれがどのような特質を持ってい…

展覧会型・プロジェクト型①

個展やグループ展など、展覧会をつくる企画、つまり、アート作品の制作があり、ある意図でこれを集め、場を設定し(あるいはこれらが逆でもよい)、来場者を呼んでこれを見せるような従来型(といってもそれほど歴史があるわけではないようだが)の企画を「…

ウィトゲンシュタインが考えた「ゲーム」のように、関係性はすでに用意され、固定されたルールの上で動くのではなく、常に変更可能性の上で動いていくものだと思う。というより、そういう関係性にリアルさを感じるし、そうでないものには感じない。 だから、…

だいたい何のために生きているのかといえば、もっとムダを省いたり、ものごとをうまく段取りして効率よく進めたりするためではないだろう。そうではなく、はたから見える効率や成果など度外視で何かと真剣に向き合っていくこと、そうしたことを体験したり、…

アートは街に何をもたらしたか

先日行って来たせんだいメディアテークでの「クリエイティブカフェ仙台」の感想はこちらにアップしました。「おすすめ」として紹介したのですが、たいしたことありませんでした。すみません。

全国アートNPOフォーラムin淡路島

淡路島アートセンターのやまぐちくにこさんから、「全国アートNPOフォーラムin淡路島」のお知らせが届きました。以下、転載します。 ************************ AAF実行委員のみなさま先日の報告会はお疲れ様でした。 今頃は、2008の企画中で…

まちとアート

アートでまちづくりはできない。アーティストは自身の問題と取り組むだけ(別の言い方をすれば好き勝手をするだけ)だ。しかし、思いっきり自己の問題に取り組むこと(好き勝手なこと)をする中からは、何かが見えてくることがある。 作品自体が直接的にそれ…

仙台クリエイティブカフェ『アート・フェスティバルって何?』

仙台クリエイティブカフェ『アート・フェスティバルって何?』 http://www.city.sendai.jp/shimin/bu-shinkou/aki-geizyutusai/cafe.html〜アートフェスティバルは今、まちに何をもたらそうとしているのか? 【出演者】 加藤 種男、立木 祥一郎、大沼 伸治、…

りくとうアートライン・セカンドステージ、スタートしました!

今日からスタートです。岩出山「感覚ミュージアム」中庭を使っての毛糸のインスタレーションは今週末までです。みやぎ東鳴子「GOTEN GOTEN 2007 アート湯治祭」 “りくとうアートライン・セカンドステージ” http://naruko.gozaru.jp/9月よりスタートした「り…