読む

「音」についての本を借りてきて読みはじめたのだけれど、「我々が「音」という概念で捉えているものは存在しない。存在しているものは様々な「物質」の振動である」とかいう説明がいきなり出てきてめん食らってしまう。そういうのを「存在する」というので…

恋愛番長

『魁!!クロマティ高校』、また盛り返してきた感あり。マニエル高・藤本はコミュニケーション不全を題材にしたシリーズで、初期の「オフ会」といい、すこし前の「アキバ体験」といい、けっこう秀作が多いように思う。「バンチョーちゃん」がだらだらとつづき…

『アート・デザイン・都市2 六本木ヒルズ クリエーター18人の提案』

を、図書館で借りて読んだ。ちょうど先週終わってしまってがっかりの鈴木島男にも登場していた壁面の数字が、宮島達男のデジタルカウンターだったことに気づいてびっくり。「クロージング・ディスカッション」の次のあたり(p158〜160)がおもしろかった。 …

魁!!クロマティ高校

昨日の「人間中心主義」あるいは「他者」のつづきで、ふと思いついたのが野中英次『魁!!クロマティ高校』である。塾の子どもが数年前に教えてくれた『週刊マガジン』に今も連載中の「学園」コメディで、アニメや実写版の映画にもなったという、コアなファン…

PLUTOと「この私」の比類なさ

浦沢直樹「PLUTO」第二巻を読む。何かをカヴァーしたり、リメイクしたり、アレンジしたり、引用したり、援用したり、本歌取りしたりというのが好きで、きっとそれもオリジナル崇拝みたいなものへの違和感からきているのだと思うけれど、それも結局「オ…