新日曜美術館

で「横浜トリエンナーレ」を見る。先月末、東京コンペの搬出で東京方面に出かけた際に、じっくり4時間くらいかけて見てきたのだけれど、見て来れなかった中華街の西野達郎のホテルのようすや、たぶんまだやっていなかったような気のする堀尾貞治の100円のなどが取り上げられていて、見てよかった。また選考基準がアーティストどうしのつながりで選んだアーティストだという川俣正のお話も聞けてよかった。何かが整理されたような気がする。
私はショーン・グラッドウェルの作品がとても気に入った。電車やデパート、ストリートで突然行われるブレイクダンスをスローモーションで流すビデオ作品で、ああいうのがとても好きだ。特に狭い電車内で手足をちぢこめながらも背中で回転までするあのブレイクダンスのスキルには、すごい職人芸を見るときの胸のすくような感じをおぼえた。状況設定や見せ方もいいと思う。