せんだいアートアニュアル2005

akadowaki2005-10-26

金曜午前中に搬入する予定のせんだいメディアテークせんだいアートアニュアル」に出すのを毎日がんばってつくっている(こちら)。籐でできたバスケットのようなもののそこに毛糸を結びつけ、これを天井から逆さにつるして、搬入時に毛糸玉をなだれ落とすというもので、白一色のものと、いろいろな青の同系色を使ったものと、床に置くものとを用意してみる。
ずっとこの「せんだいアートアニュアル」には不満があって、そのひとつは毎回設定される「テーマ」なのだけれど、深読みでなければやっとその意味がわかったように思う。よく覚えていないのだけれど、最初に出した2002年は「私」とか「セルフポートレート」とかいうものだったと思う。次の年か去年だったかが「私の隠れ家」で、今年は「至福のとき」。たぶん、「私」という主体について考えた後、場所や時間について考えてみたい、という趣旨なのではないかと思う。最初から5ケ年計画か何かのように見取り図として提示してもらえればわかりやすかったし、それにそってシリーズのようなものをつくることで作品を深めていけたように思う。ということでやはり不満ではある。