見に行く

「パウラ・モーダーゾーン=ベッカー」宮城県美術館

30歳くらいでなくなったドイツの画家と、彼女が田舎で共同体的にともに絵を描いた画家たちの作品からなる展覧会で、たいへんいい作品が多かった。絵画を制作する魅力のひとつ、のようなものが伝わってくる展覧会だった。

Switchman「名前展」

もう先月の話ですが、長野の中学校で行われた「とがびプロジェクト」のおり、長野市まで足をのばし、「ながのアート万博」も見学してきました。そこで見た長野在住のアーティスト宮沢真さんと結城愛さんによるアート・ユニットSwaitchmanが企画した「名前展…

アートセンター円卓会議

せんだいメディアテークを中心に、宮城県美術館、リアスアーク美術館、せんだい演劇工房10-BOX、宮城教育大学、東北工業大学、NPO法人リブリッジなど、仙台および近郊の文化機関や大学が相互協力関係を結んで視覚芸術振興に関するさまざまな活動を行うアート…

『BankART Life 24時間のホスピタリティ〜展覧会場で泊まれるか?〜』

タイトル通り、ホスピタリティと宿泊をテーマにさまざまなアーティストが作品を展示。「くつをぬいであがってください」が多くて、いちいちくつをぬいだりはいたりがめんどうでしたが、それをのぞけば本当に楽しめる展覧会でした。というか、逆にくつをいち…

ゲルハルト・リヒター

川村記念美術館で先週からはじまった展覧会へ行って来ました(早期割引で1300円が900円に)。 『アトリエ』という雑誌があった頃、その特集で見てびっくりして以来、こんな展覧会が開かれるのをずっと待ち望んでいました。画集も外国語版の高いのしかないし…

街かど美術館・アート@つちざわ

先週にひきつづき、再び岩手県東和町で行われている「街かど美術館・アート@つちざわ」へ。先日は時間がなくて3分の2ほどしか見られなかったので、その残りを見ようと再び出かけたのだが、近くの宮沢賢治記念館を見たり、注文の多い料理店「山猫軒」(注…

せんだいアートアニュアル2005

塾のあき時間に。 どうも私の見方がわるいのか、あるいは私の見方がかわったのか、今年は例年になくあっと思える作品が少ないように思われます。ひとつには3年ほど前は確かひとり4メートル四方は使えた空間が、2メートル四方という、平面ならまだしもイン…

宮城県美術館「大原美術館展」

セガンティーニの絵をメインに、仙台ではすごく宣伝していたので見に行きました。岡山は倉敷にある大原美術館のコレクションを展示するもので、「実業家の大原孫三郎(1880-1943)が、庇護した洋画家児島虎次郎(1881-1929)の願いを聞き入れ、西洋絵画の収…

イーハトーヴ〜アート@つちざわ

今月6日まで行われている岩手県東和町でのアート展「アート@つちざわ」へ。知り合いの斉藤道有氏が出展していることからこのプロジェクトのことを知り、「土・日の方がにぎわってていいと思う」と聞いてはいたのだが、仙台から140キロほど離れていることが…

I'm here「アートを生きる、アートで生きる」

山形市にある東北芸術工科大学がセレクトした4人と1組のアーティストの展覧会。知り合いのタノタイガ氏が出展しているのであき時間に見に行く。ちょうどトークセッション中で、タノ氏も出席していた。作品は例のルイ・ヴィトンのバッグの彩色木彫と、今度…

中本誠司美術館企画展「コラボレーション」

2000年になくなった現代アーティスト中本誠司氏の数千点にのぼる作品は、コンテナに入れられ、仙台市郊外の倉庫で保管されている。ときおり中本誠司現代美術館ではこれを入れ替えて展示しているのだが、今回宮城県在住の現代アーティストで、中本氏とも親交…

「色のコスモス形の宇宙」

長野の中学校で行われている「とがびプロジェクト」関係で知り合いになった若林文夫さん、アーグネッシュ・フスさんの銅版画家、陶芸家のご夫婦の展覧会を、長野県須坂市の須坂版画美術館へ見に行く。 私の出展作「戸倉上山田アート温泉」の中で、戸倉上山田…

すずき恵 個展「花鳥風月」

自ら作家であり、ギャラリー・オーナーでもある越後しのさんの「ギャラリー・エチゴ」にすずき恵さんの展覧会を見に行く(9/20-25、13:00-20:00、最終日-19:00、仙台市青葉区双葉が丘1-8-2-105 ℡022-728-6888)。 越後さんは、11/4〜6に石川県小松市の須天…

「「企画展」〜タマゴ段階〜」

を見に行く(2005/8/1-8/7、11:30-19:00、最終日-17:00、ギャラリー・エディット)。 「企画(書)の見本市のような形をとり、企画展に来てもらった人と気になる企画について、話す、語る、考える」というもので、「構想段階のとある「企画」について、そ…

掘削の為のエスキース、或いは井戸、若しくは釣り人。

という展覧会をせんだいメディアテークに見に行く(今日の3時まで、主催:天秤座)。 39人の、おそらくは若手による作品展で、知り合いの大竹翠子さんから今朝案内を受け取り、あき時間に足を運んだのだが、どれもある程度のレベルに達していて、見ていてつ…

大場順一展

昨日までだったNACOM展の搬出を終えたあと、今日からはじまった大場順一展を見に行く(ギャラリー青城、7/20〜25、10:00〜18:00、℡022-222-0654)。 ビニルハウスか何かの骨組みの一部が、動物の肋骨のようにアーチを描く中に、いっぱいの牧草が投げ出され…

善積建郎写真展 インド 彼らの旅

アトリエの近くにある中本誠司現代美術館の前を通ると、来週月曜から始まる善積建郎氏の写真展の搬入をやっているので立ちよる(7/18〜7/31、10:00〜19:00、最終日31(日)は17:00まで、℡022-272-7100)。 善積氏は写真家であるとともに仙台ではよく知られたカ…

及川聡子展

ワッツ・アート・ギャラリーに及川聡子展を見に行く。日本画の画材をもちいた平面絵画で、展示は植物がメインだったが、1枚飾られていた小さな抽象画がとてもいいと思った。

後藤克芳の世界

山形美術館へ「アートするこころ 後藤克芳の世界」展を見に行く。たいへん、感銘を受けた。 ミスターGOTOについては、今回はじめて知った。ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズの一員として活動した後、64年に渡米、主にデザインやポップ・アートの方面…

折原真樹展

中本誠司現代美術館に折原真樹さんの展示を見に行く。デザイン系の作品で、何というか、ふだんよく見るけれどもこうして見たりしないような種類の作品でもあり、技術を見せているようでそうでないような、個性を見せているようでそうでないような、そういう…

山展・海展

中本誠司現代美術館に行く。さ来週から、生まれ故郷屋久島で故中本誠司氏の個展が開かれる。氏の作品のほとんどは仙台の貸倉庫の中にあるため、今日はそれを送るいわば壮行会のような集まりだった(個展は屋久島環境文化村センター(℡0997-42-2900)にて、5/…

高橋健太郎展

仙台市青葉区台原のワッツ・アート・ギャラリーに「高橋健太郎展」を見に行く(5/1まで)。木彫で、小さなものから大きなものまで、たいへん見ごたえのある作品だった。私はこういう、極端に小さなものと極端に大きなもの(そこまで大きくはなかったが、それ…

オーストラリア-日本の美術教育交流展「刻まれた記憶――詩と風景の版画」

宮城教育大学サテライトギャラリー・プロジェクト オーストラリア-日本の美術教育交流展「刻まれた記憶――詩と風景の版画」を見に行く。 オープニングということで、出展者のオーストラリアはニュー・キャッスル大のパトリシア・ウィルソン=アダムス氏と宮城…

タマニカイ2

暗くなってから、仙台市青葉区御霊屋(おたまや)にあるtaigart.com webタノタイガ・斉藤道有(斉藤氏は昨年9/11より、仙台の目抜き通りの交差点、横断歩道上に、ピースマークを1年間チョークで描きつづけるという作品を制作している)両氏の住居兼アトリエ…

越後しの

午後から、やっと完成した個展の案内(今日の写真参照)をギャラリーから受け取り、いろいろなところをまわって置いてもらう。 宮城県美術館では、越後しのさんの公開制作中の作品がほとんどできあがっていて、以前ほとんどまだできていないときも見ていたの…