中本誠司美術館企画展「コラボレーション」

akadowaki2005-10-13

2000年になくなった現代アーティスト中本誠司氏の数千点にのぼる作品は、コンテナに入れられ、仙台市郊外の倉庫で保管されている。ときおり中本誠司現代美術館ではこれを入れ替えて展示しているのだが、今回宮城県在住の現代アーティストで、中本氏とも親交の深かった大場順一氏が、その木製コンテナ(コンテナというよりすごくすてきな木箱)を使ったインスタレーションを展示。なんなんだこれは! という圧倒的な驚きを、作品としてのディテールや構成力、リアリティの現存など完成度の高さのもとで提示する氏のあざやかな手法には、これまでもひとかたならず敬服してきたが、今回もまた脱帽である。
会期は来月6日まで。長野に行っていて、オープニング・パーティに出られなかったのが残念。