好きな人どうしが集まるような、好みや関心に立脚した関係性とは別の関係性。それが私にとってのリアルな関係性なのではないかと思う。そうしたいやおうなしに結ばれる関係性を極力排除し、好みや関心で結ばれる関係性をつくる方向で、社会は進んできたのではないかと思う。しかし好き嫌いではすまない面倒くささ、わかりあえなさにこそ、何か積極的な意味や価値があるのではないか。