アーティストのつくりたい作品、やりたい企画と、町の人のつくってほしい作品、やってほしい企画が、近いものほど幸せな出会いになるが、そうでないものは不幸なめぐりあわせになってしまう、と一般的には思われるような気がするけれど、やはりことアートに関して言えば、そんな需給関係のような、経済原理のようなものは通用しないのではないかと思う。それを壊してしまう力が、アートにはあるし、そうでなければアートではないのではないか。