投げるという行為、表現

投げる、放つ。視線や言葉を投げかけるように、内から外へ放つ、という意味であれば、表現もまたそうだ。それは隠喩としての投げるという行為をそう呼ぶというだけでなく、投げるという行為それ自体も表現のひとつでありうるのではないか。たとえば、嶋本昭三が絵具(の入ったビン)を投げたように。そして毛糸玉を投げるという行為もまた。