東山魁夷の椅子

椅子

東山魁夷に「コンコルド広場の椅子」という作品がある。一冊の本になっていて、パリのコンコルド広場の椅子が夜のエッフェル塔やノートル・ダム寺院の上を飛んでいるようすが印象的である。
これを実際にできないかと思う。つまり、空に椅子を浮かべるというプランで、今現在雲を浮かべるというものを考えているが、いろいろ調べていて、どれだけものを浮かべることが難しいか(というか金がかかるか)を知らしめられるけれど、浮かんでいるものに今とても興味がある。それがどうしてそうなっているのかとか、そういうたぐいの興味ではなくて、そのシュルレアリスティックな感じ、逆にものすごく重たそうなものにも感じる目の触感のようなもの、ある種の風景に感じる、ちょっと軽い言い方だが、フィット感のようなもの、そして何よりばかばかしいほどのばかばかしさ。