虹をながめる

人工虹をつくる

とてもさわやかに晴れ上がって、空気がとてもきれいに潤っている。並木通りを歩いていると、水の中を歩いているようだ。
土曜は朝からなので、休み時間、太陽光の下に昨日つくった虹ボードを置いて虹ができるかためしてみる。懐中電灯では電球のまわりに小さな円形の虹ができたのが、太陽光の下では、ボード上に曲線を描いた大きな虹がうつりこんだ。ボードとの位置や距離によって、虹はいろいろな大きさになる。ものすごく巨大なボードをつくって(たとえばテニスコート大くらいの)、そこに立ったらどういう虹が見えるのだろう。今の大きさでは、かがみこんで太陽を背中にすると円い虹ができるので、大きければ立ったままでも円い虹が見えるだろう。それもとても大きなものにちがいない。校庭くらいの大きさにして、校舎の3階くらいからながめたら、かなり大きな虹が地上に見えるかもしれない。そして上から見ると、下にいる人は虹の上に立っているように見えるだろう。
また、体育館や講堂の床一面にボードを張って、強いライトをあてれば、ライトの周辺に虹が浮かぶだろう。これも2階から見れば、下の人は虹の中に立っているように見えるのではないか。
虹を見せると子どもたちはすごく喜ぶ。でも、これは単なる現象で、全然アートではない。どうしたらこれをアートにできるだろうか。