雲を浮かべる

今日描いた絵

雲を浮かべる、というの(こちら)をやろうと思っていて、とりあえずヘリウムガスと風船のセットを注文してみたのが今朝届いた。ためしにひとつふくらませて綿をつけてみたのだが、重すぎて全然浮かばない。
あまり風船をじっくりと観察したことがなかったのだが、今日はじめてしげしげと観察してみて、それは軽々と宙に浮かんでいるというよりは、ふうわりとあやうくさだまらずに漂っている感じがする。思えばそのあやうさが風船のおもしろさなのかもしれない。ひるがえって、今日の低いところにじっとしている雲をながめると、なんとも確かな感じがする。本当に雲はすばらしい。
プランは水泡に帰すかと思ったのだが、考えてみると、半径を2倍、3倍にすると、表面積と体積とはそれぞれ2乗、3乗に比例するのだから、もしかしたらすごく大きくするとけっこういけるかもしれない。とりあえず小さく、街中をひっぱって移動させるような「雲」は今のプランでは不可能だということがわかった。雲としてはうまくいかなくても、とりあえず風船につけるひもを毛糸にすることで、毛糸のシリーズとの関連はできるだろう。
季節がとてもいいので、今週からなるべく絵を描きに行こうと思う。もしかしたらもう絵を、絵を描くということだけのために描くことはないかもしれないけれど、プランのための図を描いていたりするとき、描くというその楽しみをふと思い出すことがある。