虹ビーズ 川は無常

しだれ桜・天童

夜、注文しておいた「ニュー虹ビーズ」が届く。勉強以外のことを教えてほしいということで私のところに通って来ている小学2年生がいるので、今度いっしょに人工虹にチャレンジしてみよう。
虹と言えば、昨日、オランダ人の文通ともだちデ・ローイさんから手紙が届く。スピノザの虹に関する文章をコピーして送ってくれたのだ。どうやらスピノザ全集第四巻に収録されているものらしく、古典オランダ語とのことで、本文は全然わからない。でも図や数式があるので、がんばって読んでみよう。おそらくこれがデカルト幾何学的に論証した虹についてのスピノザ代数学的な論証なのだろう。なんだかよくわかんなくても外国語だとカッコイイので、展示に使えばありがたがられるかもしれないし。というより何より、オランダと今こうして何かつながっている、というその点が私にとっておもしろく、不思議で、意味があるのだけれど。
ところでオランダには川が多いので、橋に関する成句が多いのだとか。岩出山の水路には、川の流れを時間の流れに見立てるような文章を書いた碑が置いてあり、おそらくそういう見立ては日本の古典にも散見されるものらしいのだけれど(たとえば鴨長明とか)、ほかの国ではどうなのだろう。そういうのを集めた本とかあると便利だろうと思う。