文化

私の考える「文化」のイメージは、もう高尚だったり、優雅だったりといったものではなくなってしまっている。それらはいわば文化の形骸化したかたち、死骸のようなものだ。弱肉強食の世の中では、自分の身を守るすべのない弱者の位置に置かれたものやひとが、無理やり生み出した生きるための最後のすべがその起源であり、生き生きとした「文化」の姿のように思う。