「問題」

akadowaki2008-03-11

「問題」は、それをどう克服していくか、あるいはどう納得していくかに意味があるのであって、ただなくなればいいというようなものではないと思う。別の言い方をするならば、大切なのは、「問題」に対する感度や感じ方ではないかと思う。もし「問題」などなくなってしまえ、というのなら、それは案外簡単なことではないだろうか。何も感じなくなればよい。そうすれば、世界からは「問題」などなくなってしまうだろう。
何も大きな「問題」などではなく、子どもの成績が悪いとか、まちに活気がないとか、お金がなくてたいへんだとか、すべてそれをどうとらえられるか、ということに意味があるのではないかと思う。だから、それはある意味、「チャンス」なのだ。
大切なのは、「問題」がなうなることではなく、「問題」を「問題」として、あるいは自分のこととして引き受けられるかどうかなのではないかと思う。