この前、『小布施ッション』という本を読んでいて、たとえばペンを買って来てもらう用事をたのみ、どこで買って来たのかと訪ねると、男性はどこどこです、とこたえるが、女性は「これじゃダメなんですか?」とこたえる、という感じのことを、コンサルタントの方が語っていた。そこでは「女性」について肯定的、というか「正しい」という判断で、その理由は用事にはそれでいいか悪いかしかないから、というものだった。
これはたとえば、「あらゆる問題がわれわれの言語の論理に対する誤解から生じている」といった見解とはまったく逆の考え方なのだろう。だからそこから抜け出ること、「生活」へと戻ることが必要だったのだろう。