版・画

紙ねんどに拾って来た古い板を押しつけて「版」をとり、そこにもとの板を見ながらテンペラで着色することを思いつき、やっと今日、その制作をはじめた。雪の中の古びれた板をイメージしてわざとでこぼこにしてみたのだけれど、もっと地の紙ねんどをフラットな感じに、ちょうど切っていないお餅のようにして「版」をとればよかったと、かなりたってから思った。板の部分は乾いてかすれて、これ以上ないほどにリアルに、白い紙ねんどの部分はろうか何かのように見えるといいなと思った。