私にとってアートはコミュニケーションだと、うっすら、あるいはぼんやりと感じていたのだけれど、その意味がやっとはっきりしてきたように思う。私にとって、アートは本当にコミュニケーションそのものだ。私はアートを通じてしかひとと関わることができない。アートは私にとっての、ほとんど唯一の、ひとと関わる道すじだと思う。そういう意味で、私はアートなしでは生きていけない。それは本当に切実なことだ。私が人として生きていくための、ほとんど唯一の通路なのだ。