通い湯治10か月

お茶を点てる大沼さん

宮城県東鳴子で5月から9月にかけて行われる「GOTEN GOTEN アート湯治祭」。その中の企画で、7月に行われる「アートin湯治」に参加する「湯治アーティスト」を集めています。湯治場とあって、アーティストに1週間の湯治をしてもらい、そうした中で制作なり地域との交流なりをしてもらおうというもので、すでに参加が決定している方に仙台出身で現在東京で活躍中の狩野哲郎さんがいます。
あと2人選出ということで、今日は仙台で活躍中の越後しのさんを連れて東鳴子へ。鳴子会館という特徴ある建物の壁にライブ・ペインティングというかたちで壁画を制作する、という方向で検討していただくことになりました。東鳴子の表玄関、表のシンボルを御殿湯駅とするならば、鳴子会館は裏のシンボル、異界への入口であろう、というまとめ役の大沼伸治さんのアイデアによるものです。その後「お湯のもとの平等」にはじまる大沼さんのお話に、越後さんもたいへん感銘を受けていたようでした。
通い湯治」的には、今日は前回誰かに先をこされて入れなかった旅館大沼「陽の湯」へ。今日は切れるほど高温でしたが、そのつくりものでない容赦ない熱さがよかったです。さすが源泉掛け流し。アートでも容赦ない作品をつくりたいものだと思いました。